レース後、池江選手は「54秒台を出せたし、優勝できたことはよかった。今の状況にしては本当によくできた」と振り返りました。
4月の日本選手権に向けては「普通に練習していけば自信は戻ってくると思うので、1回1回の練習で満足できるトレーニングをしたい」と話し復調に向けた兆しを見せていました。
また、会場の東京辰巳国際水泳場が3月いっぱいで閉館となり、慣れ親しんだ場所での最後のレースになったことについて「きのうは、最後になると考え1人で涙しながら寝たが、それくらいお世話になった。また新たな場所で、たくさんの記録や思い出、結果を残していきたい」と話していました。
このほかの種目では、
▼男子200メートルバタフライで、東京オリンピックのこの種目で銀メダルを獲得した本多灯選手が1分54秒00、
▼女子200メートル個人メドレーで、日本代表入りを目指す高校1年生の成田実生選手が2分11秒10と、
いずれも大会新記録のタイムで優勝しました。

競泳国内トップ出場の大会 池江璃花子が優勝 復調の兆し見せる
競泳のトップ選手が出場する大会が都内で行われ、池江璃花子選手が100メートル自由形で優勝し、復調に向けた兆しを見せました。
競泳の『コナミオープン』は、東京・江東区の東京辰巳国際水泳場で18日から2日間の日程で行われ、4月の、日本代表選考を兼ねた日本選手権への調整の場として、国内のトップ選手が出場しました。
このうち、女子100メートル自由形の決勝には、去年の秋ごろから不調が続く池江選手が出場しました。
池江選手は1月中旬の大会以降、より集中してトレーニングを重ねてきたということで、前半は4位で折り返すと、後半は伸びのある泳ぎでトップに立ち、54秒43のタイムで優勝しました。
池江「練習していけば自信は戻ってくる」
