東京都 新型コロナ 12人死亡 1454人感染 30日連続で前週比減

厚生労働省は16日、都内で新たに1454人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1週間前の木曜日より719人減りました。
前の週の同じ曜日を下回るのは30日連続です。
また人工呼吸器か、ECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、15日より1人減って16人でした。
一方、感染が確認された12人が死亡しました。

医療提供体制 警戒レベル 引き下げ

新型コロナの感染状況などについて東京都内の分析結果が公表され、専門家は入院患者数が5週間連続で減少しているとして、医療提供体制の警戒レベルを1段引き下げ、下から2番目としました。

都は16日、都内での新型コロナの感染状況と医療提供体制について、専門家によるモニタリング項目の分析結果を公表しました。

それによりますと、15日時点の入院患者数は、前の週の同じ曜日に比べて522人減り、1424人で5週間連続して減少しました。

こうしたことから専門家は「救急を含む通常医療の対応などへの負荷が続いているものの、両立が可能となりつつある」として、4段階ある警戒レベルのうち医療提供体制については、1段引き下げ、下から2番目としました。

医療提供体制の警戒レベルが下から2番目になるのは、去年11月末以来およそ2か月半ぶりです。

また、新規感染者数の7日間平均は1648人で、去年6月以来となる2000人を下回る水準まで大きく減少したものの、引き続き注意が必要だとして、感染状況の警戒レベルは下から2番目を維持しました。