新たに会長に就任した自民党の岩屋元防衛大臣は「国や国会がどう取り組むのか本当に問われている」と述べ、議員連盟として5月のG7広島サミットまでにLGBTの人たちへの理解を増進するための議員立法の成立を目指す方針を確認しました。
この議員立法をめぐっては、おととし、議員連盟がまとめた法案の「差別は許されない」という文言に対し、自民党内の一部から反発の声が出ています。
会合のあと、岩屋氏は記者団に対し「『不当な差別はあってはならない』という精神がなくなることはあってはならず、そういう考え方に基づいて今後の議論が進むように努力したい」と述べました。

LGBT法 G7広島サミットまでに成立目指す 超党派の議員連盟
LGBTの人たちへの理解を増進するための議員立法について、超党派の議員連盟は5月のG7=主要7か国の広島サミットまでに成立を目指す方針を確認しました。
「LGBTに関する課題を考える議員連盟」は、同性婚をめぐる差別的な発言で総理大臣秘書官が更迭されてから初めて総会を開き、自民党や立憲民主党など与野党の国会議員およそ30人が出席しました。


また、立憲民主党の西村代表代行は「党の立場から言えば、ほかの野党と提出している差別解消法案を成立させたいという思いは強くあるが、この議員連盟でまとめた法案を動かしたい」と述べました。