ウクライナ新体操選手団 帰国前に送別のセレモニー 群馬 高崎

群馬県高崎市でトレーニングをしてきたウクライナの新体操の選手たちがヨーロッパでの大会に出場するため帰国することになり、15日、送別のセレモニーが開かれました。

ウクライナの新体操のトップ選手たちは、ロシアによる軍事侵攻が続いている母国を離れて、先月から受け入れ先の群馬県高崎市でトレーニングをしてきました。

こうした中、選手たちはヨーロッパで開かれる大会に出場するため、15日夜、日本を離れてウクライナに帰国することになり、地元の新体操クラブのメンバーなどが出席して送別のセレモニーが開かれました。

この中で選手団のイリナ・デリューギナヘッドコーチは、「高崎の皆さんが優しさとオープンな心で私たちを迎えてくれたので、家族のように感じることができました」と感謝のことばを述べました。

このあと、選手団に市民から集まった寄付金など合わせて58万円分の目録が手渡されました。

東京オリンピックにも出場したヴォズニャック・アナスタシア選手は「高崎ではホームステイを体験したり、子どもたちと練習したりして楽しく過ごせました。今後はことし秋の世界選手権を目標に頑張りたい」と話していました。