
学童保育施設の女性職員 小1児童の手足テープで縛る 相模原
相模原市は今月、市立の学童保育施設で、女性職員が、小学1年生の児童の手や足を養生テープで縛っていたと発表しました。市は「虐待行為だと認識しており、今後、適切に処分したい」としています。
相模原市は15日、会見を開き、今月10日の午後3時半ごろ、放課後に児童を預かる市立の学童保育施設で、47歳の女性職員が、小学1年生の男子児童を養生テープで縛っていたと発表しました。
市によりますと、施設のフロアにいた別の職員が、異音がしたことから、確認したところ、児童が縛られているのを見つけました。
児童は、両手を背中側に、両足首とひざも縛られて、横たわった状態で泣いていたということです。
児童にけがはありませんでした。
女性職員は、2016年から7年間この施設で働いていて、市の聞き取りに対し「やってはいけない行為を止めても注意に従わなかった」と話しているということです。
市によりますと、これまでの職員への聞き取りでは、ほかの児童への虐待行為は確認されていないということです。
市は当日、男子児童の保護者に謝罪したうえで、16日、保護者向けにいきさつを説明することにしています。
相模原市の杉野孝幸こども・若者未来局長は「虐待行為だと認識しており、今後、適切に処分したい。研修を実施するなどして、職員の資質の向上と再発防止に努めます」と話しています。