卒業式のマスク着用「外したい」約2割にとどまる 高知の中学校

卒業式でのマスク着用について、高知市にある中学校が3年生を対象にアンケートを行ったところ、式で「マスクを外したい」と回答した生徒は、およそ2割にとどまったことが分かりました。

文部科学省はことしの卒業式について、児童・生徒や教職員は合唱のときなどをのぞき、マスクを着用しないことを基本とする方針を示しています。

これを受けて高知市の城東中学校では、先週、3年生130人を対象に卒業式で「マスクを外せるならどうしたいか」と各クラスで挙手してもらう形でアンケートを行いました。

その結果、
▽全体の54%にあたる70人が「外したくない」と回答した一方、
▽「外したい」と回答したのは23%にあたる30人にとどまりました。

このほか、
▽「迷っている」とした生徒も23%にあたる30人いました。

外すかどうか「迷っている」という女子生徒は「入学の時からマスクを着けて過ごしてきたので、しているのが当たり前で、外したら顔のイメージが違うとからかわれるのではという不安がある」と話していました。

一方、「外したい」という女子生徒は「学校生活の大半をマスクをして過ごしてきたので最後は外してみんなの笑顔が見たい」と話していました。

高知市の公立中学校では、来月14日に卒業式が行われますが、各学校では高知市教育委員会の方針が示されるのを待って、マスクの対応を決めたいとしています。