多摩動物公園によりますと、14日までに鳥インフルエンザの簡易検査で陽性反応が確認された4羽のツクシガモ以外に、園内のカモ池では27羽を飼育していますが、今のところ、衰弱しているカモはおらず、今後の対応は遺伝子検査の結果をみて判断するとしています。
また、園内ではツクシガモ以外にもイヌワシやコウノトリなどの鳥類を飼育していますが、カモ池とは飼育場所が離れていることから、すぐに検査は行わず飼育場所の消毒などを行うとしています。
多摩動物公園は、当面、休園することにしていて、再開の時期は未定だということです。
東京 多摩動物公園 飼育のカモが鳥インフル感染疑いで休園
東京 日野市にある多摩動物公園で飼育されているカモが、都の簡易検査で鳥インフルエンザに感染している疑いがあることがわかり、都は15日から当面、休園とします。
都によりますと、今月11日から14日にかけて、日野市にある都立多摩動物公園のカモ池で飼育しているツクシガモ、あわせて3羽が死んでいるのが相次いで見つかりました。
このため都は、死んだカモについて簡易検査を行ったところ、陽性で、鳥インフルエンザに感染している疑いがあることがわかりました。
都は、今後国立環境研究所で遺伝子検査を行い、感染力の強い高病原性のウイルスかどうか調べることにしています。
鳥インフルエンザの感染が確認された場合、都内では5年前の平成30年以来となります。
また、この池には合わせて31羽のカモが飼育され、死んだ3羽以外にもう1羽の陽性が確認されているということです。
こうしたことを受けて、都は、多摩動物公園をもともと休園日となっている15日から当面休園し、カモ池やその周辺を消毒することにしています。
このほか、感染防止のため、ほかの都立の動物園などでも一部の鳥類の展示を中止したり、園内で死んでいる野鳥がいないか監視する態勢を強化したりすることにしています。
再開時期は未定
井の頭自然文化園 感染対策を強化
東京 武蔵野市にある井の頭自然文化園では、飼育している鳥類が鳥インフルエンザに感染しないように、今シーズン、対策を強化しています。
井の頭自然文化園では、フクロウやキジなどおよそ60種類、合わせて250羽余りの鳥を飼育しています。
園では今シーズン、各地で鳥インフルエンザの発生が相次いでいることを受け、屋根のない場所で飼育していたニワトリやハクチョウなどを天井があるケージに移したほか、フクロウやキジなどを飼育しているケージの天井には網目の細かいネットやシートをかけて野鳥のふんなどが入らないように対策しました。
園では、東京 日野市にある多摩動物公園で飼育されているカモが、鳥インフルエンザに感染している疑いがあることがわかったことを踏まえ、鳥類を飼育しているケージに入る際の消毒や、監視を改めて徹底することにしています。
井の頭自然文化園の田畑邦衛副園長は「野鳥などが持ち込む鳥インフルエンザのウイルスへの感染は、完全に防ぐことはできませんが、引き続き対策を徹底したい」と話していました。
井の頭自然文化園では、フクロウやキジなどおよそ60種類、合わせて250羽余りの鳥を飼育しています。
園では今シーズン、各地で鳥インフルエンザの発生が相次いでいることを受け、屋根のない場所で飼育していたニワトリやハクチョウなどを天井があるケージに移したほか、フクロウやキジなどを飼育しているケージの天井には網目の細かいネットやシートをかけて野鳥のふんなどが入らないように対策しました。
園では、東京 日野市にある多摩動物公園で飼育されているカモが、鳥インフルエンザに感染している疑いがあることがわかったことを踏まえ、鳥類を飼育しているケージに入る際の消毒や、監視を改めて徹底することにしています。
井の頭自然文化園の田畑邦衛副園長は「野鳥などが持ち込む鳥インフルエンザのウイルスへの感染は、完全に防ぐことはできませんが、引き続き対策を徹底したい」と話していました。