午前中に参加したのは40人で、黒部市にある車庫で客車などを分解して整備する様子を見学したあと、始発の宇奈月駅で列車に乗り込みました。
列車は新山彦橋の先にあるトンネルまでの往復1.2キロの区間をおよそ20分をかけてゆっくりと走り、乗客は雪化粧をした山々が連なる景色を楽しんでいました。
千葉県から訪れたという60代の男性は「何回かトロッコに乗りに来ていますが、雪の白さや峡谷の美しさ、川のきれいさに感動しました。冬のツアーでは、ふだんは体験できないものを体験でき、お得感があると思います」と話していました。
黒部峡谷 トロッコ電車 冬の特別ツアー開始 雪化粧の山楽しむ
「トロッコ電車」の愛称で知られる富山県の黒部峡谷鉄道で、運行を休止している冬に期間限定で特別に列車を走らせるツアーが12日から始まりました。
富山県の黒部峡谷を走る黒部峡谷鉄道は冬の間、雪などのため運行を休止していますが、新たな観光客を呼び込もうと、去年から一部の区間で列車を走らせる特別ツアーを実施し、ことしは12日から始まりました。


ツアーでは来月にかけての土曜日と日曜日、祝日の合わせて10日間限定で一日4便の列車が運行され、参加には事前の申し込みが必要だということです。