杉並区の岸本聡子区長は「区民に意見を言ってもらったあとに、しっかり結果につなげることが大切だ。『参加型予算』はそのための具体的な手法だ」と述べています。
区によりますと、「参加型予算」は海外ではパリなどで事例があり、東京都でも平成30年度の予算編成から導入されていますが、都内の区市町村では試行的な実施自体、初めてだということです。
「参加型予算」試行実施へ 住民から提案募る 東京 杉並区
東京・杉並区は、予算編成にあたって区民から提案や意見を募るいわゆる「参加型予算」の取り組みを、都内の区市町村で初めて、試行的に実施する方針です。
「参加型予算」は、予算編成の際、住民から提案を募集したり、複数の提案の中からよいと思うものを投票してもらったりして、その意思を反映させる取り組みです。
杉並区は、国産木材の利活用など森林保全に関する基金の使いみちを新年度、インターネットなどを通じて提案を募集しネット投票などで決めていくことを想定しているということです。
