ウクライナ軍は今月24日でロシアが軍事侵攻の開始から1年となるのを前に、大規模な攻撃を仕掛けてくると警戒を続けています。
これについて、ウクライナの国家安全保障・国防会議のダニロフ書記は11日、地元メディアに対し「ロシアはすでに大規模な攻撃を開始しているが彼らも大きな問題を抱えている。われわれは撃退している。彼らが計画した攻撃は徐々に進行しているが、彼らが期待していたものにはなっていない」と述べ、徹底抗戦を強調しました。
また、ウクライナ軍のザルジニー総司令官は11日、SNSでアメリカ軍の制服組トップミリー統合参謀本部議長と電話で会談したことを明らかにしました。
このなかでザルジニー総司令官は東部ドネツク州の戦況が最も緊迫し、ロシア軍は毎日50回もの攻撃を行っていると明らかにする一方、ウクライナ側の拠点バフムトでは、ウクライナ軍が抵抗を続けていると伝えたとしています。そのうえで「戦場のカギを握るのは火力であり、適切な兵器と弾薬が必要だ」として、アメリカ側に引き続き軍事支援を訴えたということです。

【詳細】ロシア ウクライナに軍事侵攻(12日の動き)
ロシアによるウクライナに対する軍事侵攻が続いています。
ウクライナの各地でロシア軍とウクライナ軍が戦闘を続けていて、大勢の市民が国外へ避難しています。戦闘の状況や関係各国の外交など、ウクライナ情勢をめぐる12日(日本時間)の動きを随時更新でお伝えします。
(日本とウクライナは7時間、ロシアのモスクワとは6時間の時差があります)
ウクライナ軍 ロシアの軍事侵攻開始1年を前に大規模攻撃を警戒
英国防省 “戦闘激化でロシア軍の死傷者数が急増”

ロシア軍はウクライナへの軍事侵攻から1年となるのを前に戦闘を激化させています。
こうした中イギリス国防省は最近、ロシア軍の死傷者数が急増し、去年2月の侵攻直後以来の多さになっていると分析しています。
それによりますと直近の一日当たりの死傷者数は平均824人と、去年6月から7月のころと比べて4倍以上になっているとしています。
そして、ロシアは去年2月の侵攻後、最初の1週間以来、最も多くの死傷者がでている可能性があると分析しています。
その理由についてイギリス国防省は訓練を受けた兵士が不足していることや現地での兵器など軍備品の補給不足など複合的な要因があると指摘しています。
こうした中イギリス国防省は最近、ロシア軍の死傷者数が急増し、去年2月の侵攻直後以来の多さになっていると分析しています。
それによりますと直近の一日当たりの死傷者数は平均824人と、去年6月から7月のころと比べて4倍以上になっているとしています。
そして、ロシアは去年2月の侵攻後、最初の1週間以来、最も多くの死傷者がでている可能性があると分析しています。
その理由についてイギリス国防省は訓練を受けた兵士が不足していることや現地での兵器など軍備品の補給不足など複合的な要因があると指摘しています。
ウクライナ各地でロシア軍が激しい攻撃
ウクライナでは10日、各地でロシア軍による激しい攻撃が行われました。
これについて、ロシア国防省は11日、「ウクライナの軍事産業や輸送システムにエネルギーを供給する重要施設への攻撃を行った。標的の施設にすべて命中した」と主張しました。
これに対してウクライナ国防省は、民間の電力インフラが標的になったと非難した上で、発射された106発のミサイルのうち61発を迎撃し、無人機22機を撃ち落としたと発表しています。
また、ウクライナ国営の電力会社「ウクルエネルゴ」も11日、SNSへの投稿で、火力発電所や送電網が無人機による攻撃を受けたことを明らかにしました。
軍事侵攻の開始から今月24日で1年になるのを前にウクライナ側はさらに、ロシア軍が大規模な攻撃を仕掛けてくると警戒を続けています。
これについて、ロシア国防省は11日、「ウクライナの軍事産業や輸送システムにエネルギーを供給する重要施設への攻撃を行った。標的の施設にすべて命中した」と主張しました。
これに対してウクライナ国防省は、民間の電力インフラが標的になったと非難した上で、発射された106発のミサイルのうち61発を迎撃し、無人機22機を撃ち落としたと発表しています。
また、ウクライナ国営の電力会社「ウクルエネルゴ」も11日、SNSへの投稿で、火力発電所や送電網が無人機による攻撃を受けたことを明らかにしました。
軍事侵攻の開始から今月24日で1年になるのを前にウクライナ側はさらに、ロシア軍が大規模な攻撃を仕掛けてくると警戒を続けています。