新型コロナ新規感染者数 1週間平均 前週比0.73倍 4週連続減少

新型コロナウイルスの新規感染者数を1週間平均で比較すると、全国では前の週の0.73倍と4週連続で減少傾向が続き、すべての都道府県で、前の週より少なくなっています。

NHKは、厚生労働省が発表した感染者数をもとに、1週間平均での新規感染者数の傾向について前の週と比較してまとめました。

全国

全国では、
▽1月26日は0.61倍
▽2月2日は0.69倍
▽2月9日まででは0.73倍と、
4週連続で減少傾向が続いています。

一日当たりの全国の平均の新規感染者数は、先週よりおよそ1万3000人少ない、およそ3万5000人で、すべての都道府県で4週連続で、前の週より少なくなっています。

徳島県

人口当たりの感染者数が最も多いのは徳島県で、人口10万当たり309.77人となっています。

新規感染者数を1週間平均で比較すると、
▽1月26日までの1週間は、前の週の0.61倍
▽2月2日は0.72倍
▽2月9日まででは0.83倍で、
一日当たりの新規感染者数は、およそ318人になっています。

1都3県

【東京都】
▽1月26日の1週間は前の週の0.63倍、
▽2月2日は0.67倍、
▽2月9日まででは0.65倍で、
一日当たりの新規感染者数は2463人となっています。

【神奈川県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.62倍、
▽2月2日は0.69倍、
▽2月9日まででは0.72倍で、
一日当たりの新規感染者数は1958人となっています。

【埼玉県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.63倍
▽2月2日は0.67倍
▽2月9日まででは0.71倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1509人となっています。

【千葉県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.67倍
▽2月2日は0.66倍
▽2月9日まででは0.67倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1422人となっています。

関西

【大阪府】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.63倍
▽2月2日は0.68倍
▽2月9日まででは0.74倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ2360人となっています。

【京都府】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.58倍
▽2月2日は0.72倍
▽2月9日まででは0.75倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ653人となっています。

【兵庫県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.60倍、
▽2月2日は0.73倍
▽2月9日まででは0.72倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1662人となっています。

東海

【愛知県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.62倍
▽2月2日は0.67倍
▽2月9日まででは0.73倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ2236人となっています。

【岐阜県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.64倍
▽2月2日は0.68倍
▽2月9日まででは0.80倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ791人となっています。

【三重県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.60倍
▽2月2日は0.65倍
▽2月9日まででは0.75倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ767人となっています。

その他の地域

【北海道】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.67倍
▽2月2日は0.77倍
▽2月9日までは0.80倍で、
一日当たりの新規感染者数は1011人となっています。

【宮城県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.64倍
▽2月2日は0.76倍
▽2月9日まででは0.71倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ578人となっています。

【広島県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.59倍
▽2月2日は0.66倍
▽2月9日まででは0.67倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ996人となっています。

【福岡県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.53倍
▽2月2日は0.73倍
▽2月9日まででは0.70倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1570人となっています。

【沖縄県】
▽1月26日までの1週間は前の週の0.55倍
▽2月2日は0.69倍
▽2月9日まででは0.79倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ264人となっています。

専門家 “減少傾向も変異で拡大も 今後も基本対策を”

新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会メンバーで、東邦大学の舘田一博教授は、現在の感染状況について「新規感染者の数は、全国的な減少傾向が続いていて、第8波で報告された数よりも何倍も多い感染者がいた可能性があり、そうした人たちが一時的に免疫を獲得し、減少につながっている可能性がある」と評価しています。

そのうえで「現在、国内で主流となっているウイルスは、いずれもオミクロン株の『BA.5』『BQ.1』、それに『BA.2.75』で、三つどもえのようになっている。『XBB』系統のように、感染力が高いウイルスに置き換わらないかぎり、しばらくは減少傾向は続くと考えられる。ただ、減少傾向はどこかで下げ止まるし、その間に新しい変異ウイルスが入れば、感染拡大につながるリスクが依然としてあるので、マスク着用や3密の回避、換気や消毒の徹底など、基本的な感染対策は今後も心がけてほしい」と話しています。