田野畑村が明治22年に誕生して以来、最高額の寄付とみられるということで、今年度の当初予算のおよそ6分の1に相当するということです。
佐々木村長は「大変ありがたいです。実際に見た金はすごく輝いて、ずっしり重かったです。厳しい財政状況で予算を投入できない課題もあったので、議会と協議しつつ、有効な使いみちを検討していきたいです」と話していました。

純金延べ板120枚 個人から寄付 “発展振興に” 岩手 田野畑村
純金製の延べ板120枚、総重量で60キロもの金が、岩手県の田野畑村に村の発展振興に使ってほしいと個人から寄付されました。村の当初予算のおよそ6分の1に当たる5億円余りで換金され、村長は「大変ありがたく、有効な活用方法を検討したい」と話しています。
田野畑村によりますと去年の夏ごろ、国内に住む個人から佐々木靖村長に「貯蓄のために購入した金を寄付したい。村の発展振興に使ってほしい」という申し出があったということです。
村は手続きを進め、先月5日に寄付に関する正式な文書を受理し、1枚500グラムの純金製の延べ板120枚、総重量60キロの金が寄付されたということです。
先月30日に寄付した人と村長などが東京の貴金属販売店で換金したところ、5億2824万円になったということです。
