砂浜に大量のイワシ打ち上げられる 原因わからず 新潟 糸魚川

新潟県糸魚川市で7日、海岸の砂浜におよそ200メートルにわたって、大量のイワシが打ち上げられているのが見つかり、県が取り除く作業を行っています。

大量のイワシが打ち上げられたのは、糸魚川市の筒石漁港にある海岸の砂浜で、7日午前、市に通報がありました。

県が確認したところ、イワシはおよそ200メートルにわたって打ち上げられていて、詳しい原因はわからないということですが、県の水産海洋研究所によりますと、イルカなどに追われて打ち上げられた可能性もあるということです。

放置すると、臭いがひどくなるおそれがあるため、県は打ち上げられたイワシを処分することになり、地元の建設会社に委託して、砂浜から取り除く作業を8日から始めました。

砂浜には、およそ50人が集まり、手作業でイワシを拾い上げ、砂や泥を洗い流して袋に詰めていました。

通りかかったという市内の人は、「これだけの量が打ち上がっているのは初めて見ました」と話していました。
県の糸魚川地域振興局の五十嵐正巳副部長は、「考えられない量の漂着で、地元のかたも初めてのことに驚いていると聞いています。原因がわからず、打ち上がっている魚なので、持ち帰ることはやめていただきたい」と話していました。