レブロン・ジェームズ選手は試合の後の会見で、「自分はいいリズムに乗れば、どんなシュートでも決められるような気分になる。だから、きょうのような試合でも自分にプレッシャーをかけることなく、いつもと同じようにプレーしようと心がけていた」と話し、大記録達成がかかった試合でも平常心で臨んだことを明かしました。
そのうえで、記録達成を決めたシュートについては、「多くの人がアブドゥル・ジャバーの代名詞のフックシュートで記録達成を決めてほしいと望んでいたと思うが、フェイダウェイも自分の代表的なプレーの1つ。本当にクールだった」と笑顔で振り返りました。
そして、自分のことを史上最高の選手だと思うかと問われると、「それは分からないが、もし自分がNBAのチームのゼネラルマネージャーで、ドラフト1巡目の指名権を持っていたら、自分を指名する」と独特の言い回しで答えていました。

NBA レイカーズ レブロン・ジェームズが歴代最多得点を更新
NBA=アメリカプロバスケットボール、レイカーズのレブロン・ジェームズ選手が、7日のサンダー戦で38得点を挙げて通算3万8390点とし、NBAの歴代最多記録を更新しました。
38歳のジェームズ選手は、レイカーズなどで活躍したカリーム・アブドゥル・ジャバーさんが持つ、通算3万8387点の歴代最多得点記録まで残り35得点として、7日の試合を迎えました。
ジェームズ選手は、第1クオーターから次々と得点を重ねると、第3クオーターの終了間際にジャンプシュートを決めて、この試合36点目を挙げ、通算3万8388点として最多記録を34年ぶりに更新しました。
記録が達成されると、本拠地の観客は総立ちで祝福し、「MVPコール」が沸き起こる中、コート上では試合が中断されて記念のセレモニーが行われました。
ジェームズ選手は、アブドゥル・ジャバーさんやマジック・ジョンソンさんなど、レイカーズのレジェンドから祝福を受けたほか、チームメートの八村塁選手とも抱き合う姿が見られ、あふれる涙をぬぐって歓声に応えていました。
試合は、レイカーズが130対133で敗れたものの、ジェームズ選手はこの試合38点を挙げて通算記録を3万8390点に伸ばしました。
NBA20シーズン目で記録を達成したジェームズ選手は「キング」の愛称でも知られていて、38歳になった今シーズンも1試合平均で30得点を挙げるなど衰え知らずで、今後どこまで記録を伸ばすかも注目されます。
レブロン・ジェームズ「ドラフト1巡目で自分を指名」
レブロン・ジェームズ選手とは
レブロン・ジェームズ選手は、アメリカ・オハイオ州出身の38歳。
世界最高峰のNBA=アメリカプロバスケットボールで20年近く活躍を続けているバスケットボール界のスーパースターです。
身長2メートル6センチのスモールフォワードで、強じんな肉体に、どこからでもシュートを決められる高い得点能力、そして、味方へのパスの能力にもすぐれ、オールラウンドな活躍で試合を支配することから「キング」の愛称で呼ばれています。
高校卒業後の2003年に、ドラフト1位でキャバリアーズに指名されてNBA入りし、新人王を獲得すると、2009年には初のシーズンMVP=最優秀選手賞に輝きました。
2010年にヒートに移籍すると2012年に初のNBAチャンピオンに輝き、翌年には2連覇を達成しました。
この2シーズンは、シーズンMVPとファイナルMVPを連続して獲得しました。
その後は古巣のキャバリアーズを経てレイカーズに移籍し、それぞれ1回ずつチームをNBAチャンピオンに導きました。
オリンピックでも、2008年の北京大会と2012年のロンドン大会でアメリカ代表の金メダル獲得に貢献しています。
昨シーズンまでのキャリア通算の成績は、1試合平均で27.1得点、7.4アシスト、7.5リバウンドで、38歳になった今シーズンも衰えを感じさせないプレーを見せていました。
世界最高峰のNBA=アメリカプロバスケットボールで20年近く活躍を続けているバスケットボール界のスーパースターです。
身長2メートル6センチのスモールフォワードで、強じんな肉体に、どこからでもシュートを決められる高い得点能力、そして、味方へのパスの能力にもすぐれ、オールラウンドな活躍で試合を支配することから「キング」の愛称で呼ばれています。
高校卒業後の2003年に、ドラフト1位でキャバリアーズに指名されてNBA入りし、新人王を獲得すると、2009年には初のシーズンMVP=最優秀選手賞に輝きました。
2010年にヒートに移籍すると2012年に初のNBAチャンピオンに輝き、翌年には2連覇を達成しました。
この2シーズンは、シーズンMVPとファイナルMVPを連続して獲得しました。
その後は古巣のキャバリアーズを経てレイカーズに移籍し、それぞれ1回ずつチームをNBAチャンピオンに導きました。
オリンピックでも、2008年の北京大会と2012年のロンドン大会でアメリカ代表の金メダル獲得に貢献しています。
昨シーズンまでのキャリア通算の成績は、1試合平均で27.1得点、7.4アシスト、7.5リバウンドで、38歳になった今シーズンも衰えを感じさせないプレーを見せていました。
NBAの歴代通算得点
これまでNBAの通算得点が1位だったのは、
1969年から1980年代にかけてレイカーズなどで活躍したカリーム・アブドゥル・ジャバーさんで、3万8387点でした。
3位はジャズなどでプレーしたカール・マローンさんで、3万6928点。
4位はレイカーズのレジェンドで、2020年に亡くなったコービー・ブライアントさんの3万3643点です。
そして、5位はブルズなどで活躍し、「バスケットボールの神様」と呼ばれたマイケル・ジョーダンさんの3万2292点です。
1969年から1980年代にかけてレイカーズなどで活躍したカリーム・アブドゥル・ジャバーさんで、3万8387点でした。
3位はジャズなどでプレーしたカール・マローンさんで、3万6928点。
4位はレイカーズのレジェンドで、2020年に亡くなったコービー・ブライアントさんの3万3643点です。
そして、5位はブルズなどで活躍し、「バスケットボールの神様」と呼ばれたマイケル・ジョーダンさんの3万2292点です。
コートサイドの席 ペアで2380万円と高騰
レブロン・ジェームズ選手の歴代最多得点記録の更新がかかった試合は、チケットの価格も高騰し、アメリカのAP通信はチケットの再販サイトではコートサイドの席が、ペアで最高18万1500ドル(日本円でおよそ2380万円)の価格をつけたと伝えました。
またCBSテレビは、同じくゴール裏の席が550万円や900万円など異常に高騰した価格で売買されていると伝え、専門家の話として本拠地で記録を達成する期待感などが需要を押し上げた要因だと伝えています。
またCBSテレビは、同じくゴール裏の席が550万円や900万円など異常に高騰した価格で売買されていると伝え、専門家の話として本拠地で記録を達成する期待感などが需要を押し上げた要因だと伝えています。