大阪 岸和田 金属板下敷きの死亡事故 クレーン接触が原因か

大阪・岸和田市の工場で重さ2トンの板が相次いで倒れ、作業員1人が死亡、2人が重体になっている事故で、当時、現場ではクレーンの作業中で、つり上げた部品が板に接触したことが原因とみられることがわかりました。警察は業務上過失致死傷の疑いも視野に詳しい状況を調べています。

6日、岸和田市臨海町の工場で、1枚およそ2トンある金属製の板13枚が相次いで倒れ男性作業員7人がけがをしました。

このうち5人が板の下敷きになり警察によりますと三重県名張市の紺野良介さん(58)が死亡し30代と40代とみられる2人が意識不明の重体となっています。

残る2人について詳しい容体はわかっていませんが、意識はあるということです。

その後の捜査で、事故が起きた当時、現場では別の部品をクレーンでつり上げる作業をしていて、この部品が板に接触したことで相次いで倒れたとみられることが捜査関係者への取材でわかりました。

警察は、クレーンの運転を誤った可能性があるとみて業務上過失致死傷の疑いも視野に詳しい状況を調べています。