
横田早紀江さん「いちるの望み」早期解決を 官房長官と面会
北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母親の早紀江さんらが、松野官房長官と面会して、一日も早い問題の解決を改めて求め、松野官房長官は、すべての被害者の早期帰国に向け、全力で取り組む考えを伝えました。
横田めぐみさんの母親の早紀江さんと、めぐみさんの小中学校の同級生でつくる「同級生の会」代表の池田正樹さんらは、6日夕方、総理大臣官邸で、拉致問題を担当する松野官房長官と面会し、1日も早い問題の解決を求める230人分の署名を手渡しました。
このあと早紀江さんは「いちるの望みを持って頑張っている。何とかお願いしたい」と早期解決を改めて求めました。
また、池田さんは「4日に早紀江さんは87歳となった。一刻の猶予もないので、早期に日朝首脳会談にこぎ着けてほしい」と要望しました。
これに対し松野官房長官は「被害者も家族もご高齢となる中、拉致問題は時間的制約のある人道問題で、内閣の最重要課題だ」と述べ、すべての被害者の早期帰国に向けて、岸田総理大臣とキム・ジョンウン(金正恩)総書記との直接交渉の実現を含め、全力で取り組む考えを伝えました。