川崎 路上で高校生が刃物で頭を刺される 刺したのは少年か

6日朝、川崎市麻生区の路上で通学途中の男子高校生が近づいてきた男に、突然、刃物で後頭部を刺され、病院に運ばれましたが、意識はあるということです。警察は目撃情報などから、刺したのは少年とみて、詳しく調べています。

6日8時15分すぎ、川崎市麻生区栗木の路上で通学中の男子高校生(16)が、後ろから近づいてきた若い男に突然、後頭部を刃物で刺されました。

男子高校生は切り傷を負って病院に運ばれましたが、意識はあり命に別状はないということです。

警察によりますと、当時複数の通行人が事件を目撃していて、刺した人物は白色のパーカーの上に黒いダウンジャケット、ジャージのズボンと白いマスク姿で、少年とみられるということで、東の方向に走って逃げたとみられています。

現場には、包丁も落ちていたということで、警察は関連を調べるとともに、傷害事件として捜査しています。

現場は、小田急多摩線の栗平駅からおよそ500メートル離れた学校や住宅などが立ち並ぶ地域です。

現場近くに住む男性「包丁が落ちてました」

現場近くに住む70代の男性は「ゴミ出しをしようと思って外に出たら、救急車や警察車両がいて、大騒ぎになっていてびっくりしました。包丁が通学路に落ちているのを見ました。はっきりとは分かりませんが、20センチくらいのもので、家庭でよく使うようなものでした」と話していました。

近所の住民 “近くに学校 早く捕まってほしい”

近くの男性は、「びっくりしました。想像もできなかったです。近くに小、中、高校があるので、一日も早く捕まってほしいです。保護者のことを思うとたまらないです」と話していました。