愛知県知事選 現職の大村秀章氏 4回目の当選

現職と新人の合わせて6人の争いとなった愛知県知事選挙は、無所属の現職で、自民党愛知県連、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦した大村秀章氏(62)が4回目の当選を果たしました。

愛知県知事選挙の開票結果です。

▽大村秀章 無所属・現 当選 145万2648票
▽尾形慶子 無所属・新 25万1263票
▽末永啓 無所属・新 13万374票
▽山下俊輔 諸派・新 12万3940票
▽上原俊介 無所属・新 10万3883票
▽安江朗 無所属・新 8万8981票

自民党愛知県連、立憲民主党、公明党、国民民主党が推薦した現職の大村氏が、新人5人を抑えて4回目の当選を果たしました。

大村氏は愛知県碧南市出身の62歳。

平成8年から衆議院選挙に自民党公認で5回連続で当選し、厚生労働副大臣などを務めたあと平成23年の愛知県知事選挙で初当選しました。

選挙戦で大村氏は、経済成長や福祉の充実など3期12年の実績を強調するとともに、去年開園した「ジブリパーク」を起爆剤とした観光振興や、スタートアップ企業への支援を通じた経済の活性化などを訴えました。

そして推薦を受けた各党の支持層を固めたほか、いわゆる無党派層からも幅広く支持を集めました。

大村氏は、「率直にありがたくうれしい気持ちでいっぱいだ。選挙期間中、県内を隅から隅までめぐり多くの意見をいただいた。引き続き、家計への支援や中小企業対策、農林漁業者への支援をしっかりタイムリーに講じていきたい。日本の成長エンジン、トップランナーとして駆け抜けて、日本一元気な愛知、躍動する愛知を作っていきたい」と述べました。

投票率は36.43%で、過去5番目に低い投票率となりました。