別府大分毎日マラソン 横田俊吾が4位 20年ぶりに学生記録更新

パリオリンピックの代表選考レース出場権をかけた、別府大分毎日マラソンが行われ、青山学院大4年の横田俊吾選手が2時間7分47秒のタイムで4位に入り、日本学生記録を20年ぶりに更新しました。
大会では、横田選手を含む6人が代表選考レースの出場権を獲得しました。

ことし10月15日に行われるパリオリンピックのマラソン代表選考レース、MGC=マラソングランドチャンピオンシップへの出場権がかかる大会は、大分市の水族館「うみたまご」をスタートし、大分市営陸上競技場をフィニッシュとするコースで争われました。

レースは序盤から1キロ3分ほどのペースで進み、ペースメーカーが外れた30キロすぎに海外の招待選手2人が抜け出したあと、日本選手6人が第2集団を作りました。

先月の箱根駅伝で青山学院大の3区を走った横田選手は、40キロ手前で第2集団から一時離されたものの、粘りの走りで追い上げました。

最後は日本選手で2番手の4位でフィニッシュし、タイムは2時間7分47秒で、日本学生記録を20年ぶりに25秒更新しました。

横田選手は「自信があったし、余裕を持って走ることができた。最後は意地だった。今シーズンやってきたことは間違っていなかった」と充実した表情を見せていました。

横田含め6人がMGC出場権獲得

日本選手トップの3位は、2時間7分44秒でフィニッシュした市山翼選手で、市山選手と横田選手、それに6位の木村慎選手、7位の小山司選手、10位の作田直也選手、13位の村本一樹選手の、合わせて6人がMGCの出場権を獲得しました。

優勝は、ジブチのイブラヒム・ハッサン選手で、2時間6分43秒の大会新記録でした。