
ローザンヌ国際バレエコンクール 宮崎圭介さん 8位入賞
世界の若手バレエダンサーの登竜門として知られるスイスの「ローザンヌ国際バレエコンクール」の決勝が行われ、大阪府の中学3年生、宮崎圭介さんが8位に入賞しました。
スイスの「ローザンヌ国際バレエコンクール」は、15歳から18歳までのダンサーが参加する国際大会で、若手ダンサーの登竜門として知られています。
1973年にコンクールが始まって50周年となる今回は4日、22人が参加して決勝が行われ、古典のクラシックと現代舞踊のコンテンポラリーの2つの課題で演技を披露しました。
決勝では日本人4人のうち、大阪府箕面市の中学3年生、宮崎圭介さん(15)が8位に入賞しました。
クラシックの課題で「白鳥の湖」の一節にあわせて踊った宮崎さんは、しなやかさとダイナミックさを兼ね備えた堂々とした演技を見せ、会場から大きな拍手がおくられました。
表彰式のあと、宮崎さんは「一生忘れられない経験になりそうです。最年少の中でも自分の力をアピールできたことをこれからもいかしたいです」と話していました。
また1位は、同点となったスペインとメキシコの男性ダンサー2人で、史上初めて1位を分け合いました。
1989年に日本人で初めて1位となった審査員の熊川哲也さんは「50周年にふさわしいとてもレベルの高い大会となった。日本からのダンサーたちもこれを機会にもっと成長してほしい」と話していました。