柔道 五輪2連覇 大野将平 指導者育成研修で2年間イギリスへ

柔道男子73キロ級でオリンピック2連覇を果たしている大野将平選手が、若手の指導者を育成する海外研修事業に来年度から2年間、参加する見込みとなりました。

柔道男子73キロ級の大野選手は、2016年のリオデジャネイロオリンピックと、おととしの東京大会で金メダルを獲得しました。

3日は、JOC=日本オリンピック委員会の選手強化事業の専門部会が開かれ、若手の指導者育成を目的に進めている海外研修事業に大野選手など3人が参加する案が承認されました。

JOCによりますと、大野選手の行き先はイギリスで、期間は来年度から2年間の予定だということです。

今後、事業を助成するJSC=日本スポーツ振興センターの承認を経て、正式に決まります。

大野選手は東京オリンピック以降、大会に出場したのは去年4月の体重無差別で日本一を決める全日本選手権だけで、みずからの階級では実戦復帰をしていませんでした。

また、JOCや全日本柔道連盟の強化指定選手からもすでに外れていて、これで、3連覇がかかる来年のパリオリンピックは出場は難しくなりました。