千葉 成田山新勝寺 通常規模で節分豆まき 大森南朋さんら参加

節分の3日、千葉県の成田山新勝寺で3年ぶりに通常の規模で豆まきが行われ、NHKの大河ドラマの出演者や大相撲の力士らが参加しました。

五穀豊じょうなどを願い多くの著名人が参加して豆まきを行う成田山新勝寺の「節分会」は去年までの2年間、新型コロナウイルスの影響で規模を縮小しましたが、ことしは3年ぶりに通常の規模に戻して行われました。
ことしはNHKの大河ドラマ、「どうする家康」で徳川家康の家臣団のリーダー、酒井忠次を演じる大森南朋さんや大相撲の関脇 高安、それに歌舞伎俳優の十三代目市川團十郎さんなどが参加し、大本堂の前の舞台から一斉に豆をまきました。

新勝寺の豆まきでは、本尊の不動明王の慈悲が鬼をも改心させるとされ、「鬼は外」とは唱えずに「福は内」とだけ繰り返すのが特徴です。

豆まきでは3日、1日で合わせて1200キロ以上の大豆と落花生が使われ、集まった人たちは福を得ようと手をのばして、まかれた豆をとっていました。

ことし還暦を迎えるという千葉県成田市に住む男性は「久しぶりににぎやかで楽しかったです。いつもの生活が少しずつ戻ってきたと実感したので、ますますいい年になってほしいです」と話していました。