
大根 きゅうり なす ピーマン 2月前半は高値推移 寒波など影響
農林水産省は今月の主な野菜の価格の見通しを発表しました。
先月の寒波などの影響で生育が遅れていることから、大根やきゅうり、なすなどの4つの品目について今月前半は高値で推移するとしています。
農林水産省が発表した東京中央卸売市場に出荷される主な野菜14品目の卸売価格の見通しによりますと、大根、きゅうり、なす、ピーマンの4つの品目について、今月前半は過去5年間の平均と比べて20%以上の高値で推移するとしています。
先月下旬にかけての寒波などの影響で、主な産地で生育や収穫に遅れが生じ、出荷量が平年を下回る可能性があることが主な要因です。
ただ、今月後半にかけては気温の上昇とともに生育が回復し、いずれの野菜も平年並みの価格に戻るとしています。
一方、寒さの影響を比較的受けにくいとされるほうれんそうについては、今月後半にかけて出荷量が平年を大きく上回るため、過去5年間の平均と比べて20%以上の安値となる見通しです。
農林水産省は「今月前半は一部の品目で高値となるが、後半にかけては全体として平年並みに落ち着きそうだ。引き続き、天候や生育の状況を注視したい」と話しています。