新型コロナ新規感染者数 1週間平均 前週比0.69倍 3週連続減少

新型コロナウイルスの新規感染者数を1週間平均で比較すると、全国では前の週の0.69倍と3週連続で減少傾向が続き、すべての都道府県で前の週より少なくなっています。

NHKは、厚生労働省が発表した感染者数をもとに、1週間平均での新規感染者数の傾向について前の週と比較してまとめました。

全国

▽先月19日は0.64倍、
▽先月26日は0.61倍、
▽今月2日まででは0.69倍と3週連続で減少傾向が続いています。

一日当たりの全国の平均の新規感染者数は、先週よりおよそ2万1000人少ないおよそ4万7500人で、すべての都道府県で3週連続で前の週より少なくなっています。

香川県

人口当たりの感染者数が最も多いのは香川県で、人口10万当たり423.58人、一日当たりの新規感染者数は575人になっています。

新規感染者数を1週間平均で比較すると、
▽先月19日までの1週間は前の週の0.64倍、
▽先月26日は0.66倍、
▽今月2日まででは0.75倍となっています。

1都3県

【東京都】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.62倍、
▽先月26日は0.63倍、
▽今月2日まででは0.67倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ3776人となっています。

【神奈川県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.68倍、
▽先月26日は0.62倍、
▽今月2日まででは0.68倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ2640人となっています。

【埼玉県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.63倍、
▽先月26日は0.63倍、
▽今月2日まででは0.67倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ2130人となっています。

【千葉県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.67倍、
▽先月26日は0.67倍、
▽今月2日まででは0.66倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ2122人となっています。

関西

【大阪府】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.63倍、
▽先月26日は0.63倍、
▽今月2日まででは0.68倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ3196人となっています。

【京都府】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.66倍、
▽先月26日は0.57倍、
▽今月2日まででは0.71倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ859人となっています。

【兵庫県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.62倍、
▽先月26日は0.60倍、
▽今月2日まででは0.73倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ2297人となっています。

東海

【愛知県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.66倍、
▽先月26日は0.62倍、
▽今月2日まででは0.67倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ3078人となっています。

【岐阜県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.64倍、
▽先月26日は0.64倍、
▽今月2日まででは0.68倍で、
一日当たりの新規感染者数は990人となっています。

【三重県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.69倍、
▽先月26日は0.60倍、
▽今月2日まででは0.65倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1023人となっています。

その他の地域

【北海道】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.65倍、
▽先月26日は0.67倍、
▽今月2日までは0.77倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1263人となっています。

【宮城県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.62倍、
▽先月26日は0.64倍、
▽今月2日まででは0.75倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ816人となっています。

【広島県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.61倍、
▽先月26日は0.59倍、
▽今月2日まででは0.66倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ1488人となっています。

【福岡県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.59倍、
▽先月26日は0.53倍、
▽今月2日まででは0.73倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ2241人となっています。

【沖縄県】
▽先月19日までの1週間は前の週の0.57倍、
▽先月26日は0.55倍、
▽今月2日まででは0.69倍で、
一日当たりの新規感染者数はおよそ333人となっています。

専門家 “第8波 収束傾向も感染力高いXBB広がる可能性”

新型コロナウイルス対策にあたる政府の分科会メンバーで東邦大学の舘田一博教授は、現在の感染状況について、「この3週間で新規感染者の数は順調に減少し、医療機関も入院患者が減って、通常の状態に戻りつつあり、『第8波』は全国的に収束に向かっていると言える状況になっている。ただ、感染力が高く免疫から逃れやすいとされる『XBB』系統のオミクロン株が、今後、日本でも広がる可能性があり、減少傾向がどこまで続くか注視する必要がある」と評価しています。

そのうえで、「今も死亡者の数が一日300人を超える日が続いているが、死亡者のピークは、感染拡大のピークから遅れてくる傾向があることから、死亡者の数が多い状況はしばらく続くだろう。感染者が減っても、基礎疾患を持つ人が感染して重症化し、亡くなってしまうことは注意しなければならない。引き続き、油断することなくメリハリあるマスク着用など、基本的な感染対策をとってほしい」と呼びかけています。