
東京都 インフルエンザ「流行注意報」発表 2019年12月以来
東京都内でインフルエンザの患者が増え、流行が広がっているとして、都は2日、2019年以来となるインフルエンザの「流行注意報」を出しました。
都によりますと、1月29日までの1週間に都内の419の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は3788人に上りました。
一定数の患者が出た保健所管内の人口の合計が都全体の30%を超えると、都はインフルエンザの「流行注意報」を出すことにしていて、今回、34.86%に上ったことから、2日、注意報を出しました。
都がインフルエンザの「流行注意報」を出すのは、3シーズン前の2019年12月以来となります。
都内では学校や社会福祉施設などでインフルエンザの集団感染が相次いでいて、昨シーズンは1月下旬まで2件だったのに対し、今シーズンは394件確認されているということです。
都は
▽ワクチンの接種や
▽こまめな手洗い
それに
▽乾燥を防ぐための室内の適度な湿度の確保など
感染対策を徹底してほしいとしています。
また、発熱した場合は新型コロナウイルスの感染の疑いもあるため、発熱外来の受診や発熱相談センターの利用などを呼びかけています。