
サイバー空間での安全保障強化へ「体制整備準備室」を設置
サイバー空間での安全保障の強化に向け、政府は、内閣官房に内閣審議官をトップとする「サイバー安全保障体制整備準備室」を設置しました。
政府は、先月改定した「国家安全保障戦略」で、サイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の導入に向け、今の「内閣サイバーセキュリティセンター」を組織改正し強化するとしています。
こうした中、31日付けで、内閣官房に内閣審議官をトップとする「サイバー安全保障体制整備準備室」を設置しました。
これについて、松野官房長官は午後の記者会見で「近年のサイバー空間における厳しい情勢を踏まえ、サイバー安全保障分野での対応能力を欧米の主要国と同等以上に向上させることは喫緊の課題だ。情報収集・分析能力の強化や体制整備などについて検討を進めていく」と述べました。