
去年1年間平均の完全失業率2.6% 4年ぶりに改善
去年1年間の平均の完全失業率は2.6%と、おととしより0.2ポイント改善しました。年間で見た改善は4年ぶりで、総務省は、コロナ禍で落ち込んでいた宿泊業や飲食業の就業者数が増加に転じるなど、社会経済活動が正常化してきた結果だとしています。
総務省によりますと、去年12月の就業者数は6716万人で、前の年の同じ月と比べて10万人増えた一方、完全失業者数は158万人で15万人減りました。
季節による変動要因を除いた全国の完全失業率は2.5%で、前の月と横ばいでした。
また、去年1年間の平均の完全失業率は2.6%と、おととしより0.2ポイント改善しました。
完全失業率が改善するのは、4年ぶりとなります。
年平均の就業者数は6723万人と、おととしより10万人増えた一方完全失業者数は179万人と16万人減っています。
就業者数を職業別で見ると「宿泊業・飲食サービス業」が381万人と10万人増え3年ぶりに増加に転じています。
総務省は「コロナ禍で打撃を受けていた業種の就業者数が回復するなど、社会経済活動が正常化してきた結果であり、今後この動きが定着するのか注視したい」としています。