岸田首相 ギリシャ首相と会談 安全保障含めた協力強化で一致

岸田総理大臣は、日本を訪れたギリシャのミツォタキス首相と会談し、ロシアのウクライナ侵攻をともに非難したうえで、両国の関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げし、安全保障も含めた幅広い分野で協力を強化していくことで一致しました。

首脳会談は総理大臣官邸で午後7時前からおよそ20分間、行われました。

この中で両首脳は、ロシアのウクライナ侵攻を重ねて非難し、ロシアに対する厳しい制裁とウクライナ支援を継続していくことを確認したほか、岸田総理大臣はロシアによる核の威嚇や使用を容認しない立場を強調しました。

そのうえで両首脳は、両国の関係を「戦略的パートナーシップ」に格上げし、政治や経済などに加え、安全保障も含めた幅広い分野での協力を強化していくことで一致し、一連の会談の成果を共同声明として発表しました。

岸田総理大臣は会談のあとの共同発表で「ロシアによるウクライナ侵略が国際秩序の根幹を揺るがす中、今ほど同志国との連携が求められている時はない。共同声明を踏まえて協力を一層強化すべく取り組んでいく」と述べました。