スーパー「さんよう」の新妻洋三社長は「早く春よこい、という思いです。今は雪や寒さの影響で夏野菜が品薄ですが3月になればずいぶん増えてくるのではないかと思います」と話していました。
農林水産省は、今後の見通しについて、気温が平年並みに戻れば生育状況も回復し、価格は下がっていくとみられるとしています。
厳しい寒さの影響 きゅうりなどの野菜 大きく値上がり
このところの厳しい寒さの影響で、各地から都内に出荷されるきゅうりなどの野菜が大きく値上がりしています。
農林水産省によりますと、東京都中央卸売市場での1キロ当たりの卸売価格は▽きゅうりが平年の476円に対して1月27日時点で661円となり、4割近く値上がりしています。
また▽なすは平年の503円に対して618円となり、2割以上値上がりしています。
夏野菜のなすやきゅうりは、この時期、ハウス栽培のものが出荷されますが、厳しい寒さや積雪で室内の温度が下がって生育に影響が出ているということです。
特にきゅうりは、来月3日の節分を前に恵方巻き向けの需要が高まり、品薄になっていることも影響しているとみられています。
東京 足立区のスーパーでは、去年のこの時期には1本50円ほどで売っていたきゅうりを30日は80円から90円程度で販売していました。
買い物に訪れた女性は「高いと感じますが、日々の食事に必要なのでしかたないです」と話していました。
