国際

イラン軍需工場に無人機攻撃 米有力紙“イスラエルの攻撃”

イラン政府は、国内の軍需工場を何者かが無人機で攻撃したものの一部は撃墜され、攻撃は失敗に終わったと発表しました。
イラン国防軍需省の声明によりますと、28日の夜、中部イスファハン州にある軍需工場が小型の無人機3機に攻撃されたということです。現場を撮影したとされる映像には、花火のような爆発音とせん光が記録されています。

イラン国営通信によりますと、無人機は撃墜されたり、妨害電波によって墜落させられたりした結果、工場の屋根にわずかな損傷を与えたものの、死傷者はなく、攻撃は失敗に終わったということです。これについてアブドラヒアン外相は会見で実行者については言及せず「イランを不安定化させるため卑劣な攻撃が行われた」と非難しました。

イランではこの数年、核施設で爆発や火災などのトラブルが相次いだり、精鋭部隊の革命防衛隊の幹部や、核開発の中心的人物だったとされる科学者が暗殺されたりし、イラン側はいずれも敵対するイスラエルの犯行だと主張してきました。

一方、イスラエル軍はNHKの取材に対し、今回の軍需工場への攻撃について「コメントしない」としています。
これについてアメリカの有力紙、ウォール・ストリート・ジャーナルは29日、複数のアメリカ政府関係者の話として、攻撃したのはイスラエルだと伝えました。

攻撃を受けた建物は、イランの弾道ミサイル開発に関与している組織とつながりがある団体の施設のすぐ近くにあり、この団体は、アメリカ政府の制裁対象だということです。

中東を歴訪しているアメリカのブリンケン国務長官は今週、イスラエルでネタニヤフ首相と会談する予定で、イスラエルが最大の脅威と位置づけるイランの核開発の阻止についても意見を交わすと見られます。

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