「少し不満」と「大いに不満」を合わせると6割を超えていて、理由を複数回答で尋ねると
▽「今の業務量に見合っていないから」が44.3%、
▽「社会的な平均賃金より低いと思うから」が40.9%などとなっています。
日本介護クラフトユニオンは「介護現場での人手不足は深刻で一刻も早い賃上げなどの対応が必要だ。労働組合がない事業所も多いが経営者には働きに見合った待遇改善に取り組んでもらいたい。また、国にも介護報酬の引き上げを求めたい」と話しています。
介護職員の6割超 “給与に不満” 労働組合調査
介護の現場で働く人たちの処遇改善が課題となる中、介護職員などの給与は増えているものの6割の人が満足していないという労働組合の調査結果がまとまりました。
介護現場での人手不足が深刻化する中、国は職員の処遇を改善するために介護報酬の加算の拡充などを進めていて、介護職員などで作る労働組合「日本介護クラフトユニオン」は実態を調査しました。
それによりますと回答した組合員2100人余りの基本給などの所定内給与は、去年、月額で平均26万1018円で前の年より1万6円上がりました。
一方、「今の賃金に満足しているか」を尋ねると、
▽「満足している」が7.7%、
▽「まあまあ満足している」が27.8%、
▽「少し不満」が41.5%、
▽「大いに不満」が20.9%となりました。

