これについて斉藤国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で「長時間にわたって多数の乗客が混雑した車内に留め置かれ、体調不良の方が出るなど、利用者に多大な迷惑をおかけしたことは誠に遺憾だ」と述べ、JR西日本の対応を批判しました。
そのうえで「JR西日本の報告を踏まえ、必要な対策を講じるとともに同様の事態の再発防止に努めたい」と述べ、国土交通省として再発防止に向けて改善策を検討する考えを示しました。
今回の問題を受けて国土交通省では、各地の運輸局を通じて全国の鉄道事業者などに対して、同じような事案が発生しないよう、注意喚起を行ったということです。

大雪による鉄道立往生 “再発防止へ改善策検討” 斉藤国交相
大雪の影響によりJR京都線や琵琶湖線で列車が立往生して、多くの乗客が車内に閉じ込められた問題について、斉藤国土交通大臣は閣議のあとの記者会見で、国土交通省としても再発防止に向けて改善策を検討する考えを示しました。
大雪となった今月24日の夜、JR西日本の京都線や琵琶湖線の合わせて21か所で、線路のポイントの切り替えができなくなり、15本の列車が立往生し、一時、およそ7000人が車内に閉じ込められました。
26日、JR西日本では長谷川一明社長が記者会見し、事前の判断に誤りがあったなどとして、一連の判断や対応を検証する考えを示しました。
