このうち25アールの果樹園でみかんを栽培している飯田多加弘さんの蔵でも、収穫したみかんを木箱に入れて蔵で熟成させています。
南濃みかん部会では「蔵出しみかん」の品質を確保するため、蔵の温度を3度から5度に、湿度は85%程度に保つことにしています。
このため飯田さんも換気口を開けて温度や湿度を調整したり、みかんの皮の具合を確かめたりして出荷用のかごに入れていました。
飯田さんは「ことしは病気の発生が非常に少なく、きれいなみかんができました。酸味がまろやかで後味が良くコクがあっておいしいですが、ちょっと冷やして食べるとさらにおいしいです」と話していました。
「蔵出しみかん」の出荷はことし3月初めごろまで続き、市場に出荷されるほか、JAの直売所や地元の道の駅などでも販売されるということです。
1か月以上熟成 特産「蔵出しみかん」出荷始まる 岐阜 海津
収穫したみかんを1か月以上蔵で熟成させた岐阜県海津市の特産品「蔵出しみかん」の出荷が始まっています。
海津市南濃町は100軒ほどの農家がみかんを栽培する岐阜県内で有数の産地です。
この時期は、去年12月に収穫した皮が厚くて酸味が強い晩生のみかんを、1か月以上蔵に寝かせた「蔵出しみかん」の出荷が行われています。

