京王井の頭線 約2時間半運転見合わせ 受験生など2万4000人影響

京王井の頭線は、東京 杉並区の富士見ヶ丘駅で26日朝、線路の切り替え部分が故障し、富士見ヶ丘駅と吉祥寺駅の間の上下線でおよそ2時間半にわたって運転を見合わせていましたが、午前11時すぎに運転を再開しました。

京王井の頭線は26日午前8時ごろ東京 杉並区にある富士見ヶ丘駅の近くで、線路を切り替える部分に故障が確認されました。

このため富士見ヶ丘駅と吉祥寺駅の間の上下線で運転見合わせが続いていました。

京王電鉄によりますとその後、故障した部品を交換したということで、運転見合わせからおよそ2時間半後の午前11時10分ごろ全線で運転を再開しました。

この運転見合わせで合わせて105本に運休や遅れが出て、通勤や通学客など2万4000人に影響が出たということです。

駅では受験生が戸惑う姿も

26日朝から運転見合わせが続いていた京王井の頭線の吉祥寺駅の構内では、振り替え輸送などについてたずねる人も多く見られました。

26日は、都立高校の推薦入試の試験日で、26日の試験を控えた受験生が戸惑う姿や保護者とともにタクシーに乗り込む姿も見られました。

都立高校の推薦入試を受ける中学3年生の女子生徒は「電車が止まっていてとても焦りました。携帯電話を持っていなかったので公衆電話を使って中学校と受験する高校に電話をしたら、遅れても大丈夫だからと言われて安心しました。落ち着いて高校まで向かいたいと思います」と話していました。

都立高の推薦入試 遅れた生徒は開始時間を遅らせて受験

26日は都立高校の推薦入試の受験日で、都によりますと、JR中央線と京王井の頭線の運転見合わせの影響で、受験に遅れる生徒が確認されているということです。

会場となっているそれぞれの高校では、遅刻した生徒については、受験の開始時間を遅らせるなどの対応を取っているということです。

利用者 “1時間程度は歩いた”

一部の区間で運転見合わせが続いていた京王井の頭線の利用者の中には、仕事や待ち合わせに間に合わせようと、運転見合わせ区間を歩いたという声も聞かれました。

仕事の取引先に出かけていたという男性は、「富士見ヶ丘駅から吉祥寺駅まで歩きました。1時間程度は歩いたんじゃないでしょうか。寒いなかでしたが結構歩いている人がいました」と話していました。

また、友人と待ち合わせをしていたという女性は、「別ルートで向かうよりも早いのではと思って運転見合わせ区間は歩きました。運転再開してよかったです」と話していました。

24校で試験の開始時間遅らせて対応

26日は都立高校の推薦入試の受験日で、26日朝のJR中央線の快速電車と京王井の頭線の運転見合わせにより、生徒が遅刻するなどの影響が出ました。

都によりますと、会場になっている高校163校のうち、24校で遅刻した生徒について試験の開始時間を遅らせて対応したということです。

このうち、八王子市にある都立富士森高校については、開始時間を遅らせた影響で作文と一部の実技の試験が実施できなかったため、試験2日目の27日に行うということです。

また、運転見合わせが原因で26日の試験を受けられなかった生徒はいなかったということです。