防衛費増額の財源 経済界 “必要な予算規模の議論が不十分”

防衛力の強化を検討してきた政府の有識者会議の議事録が公表されました。防衛費増額の財源をめぐる議論が行われた会合では、複数のメンバーが増税を含めて検討を求める一方、経済界のメンバーからは、必要な予算規模の議論が不十分だといった指摘が出されていました。

防衛力の強化を検討する政府の有識者会議は去年4回の会合重ねて、11月下旬に報告書をまとめていて、24日、4回分の議事録が発言者の名前も明らかにして公表されました。

それによりますと、防衛費増額の財源をめぐる議論が行われた3回目の会合で、複数のメンバーは、幅広く負担を分かち合うため増税を含めて検討するよう求めていました。

一方で、経済界のメンバーからは、必要な予算規模の議論が不十分だとする指摘が出されていて、三井住友フィナンシャルグループ会長の國部毅氏は、「そもそも、この会議では予算規模に関する議論が少ない印象だ。防衛力の内容とセットで予算規模を議論する必要がある」と述べています。

また、日本総合研究所 理事長の翁百合氏は、「防衛費増額をどの程度にすべきか、この場では定量的に議論されておらず、国民の意識もまちまちだ」と指摘しています。