細田衆院議長 与野党 衆院議運委理事に旧統一教会との関係説明

細田衆議院議長は旧統一教会との関係について、衆議院議院運営委員会の与野党の理事らに説明し「やましいつきあいではない」としたうえで、自民党の派閥の会長を務めていた際に、教団側に選挙の票の差配を依頼したことはないと強調しました。

細田衆議院議長は、野党側から旧統一教会との関係の説明が不十分だと指摘されていることを受けて、24日午後、議長公邸で議院運営委員会の与野党6党の理事らと会談し、質問に答える形で説明を行いました。

この中で、細田議長は教団側から具体的な要望などを受けたことはないとしたうえで「世界の平和や家庭の幸せを願っている団体だと思っていた。安倍氏の事件を受けて初めて、霊感商法などをやるような団体だと認識を持った。やましいつきあいではない」と説明しました。

また、自民党安倍派の前身の派閥で会長を務めていた際、教団側に選挙の票の差配を依頼したことはないと強調しました。

一方、教団の関連団体の会合への出席は、これまで明らかにしている8回以外にないとした上で、4年前に、旧統一教会のハン・ハクチャ総裁が出席した国際会議で、会議の内容を当時の安倍総理大臣に報告すると発言したことについては「サービスで言ったが、実際には報告していない」と述べました。

与党側筆頭理事 自民 盛山正仁氏「これほど争点にすること疑問」

衆議院議院運営委員会で与党側の筆頭理事を務める自民党の盛山正仁氏は、記者団に対し「一人一人の質問に対して、丁寧なやりとりがあり、当初の予定時間を大幅に延長して、1時間になった。密室で何かを談合したのではないことは明らかだ」と述べました。

そのうえで、野党側が、細田議長の説明を重ねて求めていることについて「なぜこれほど争点にして聞いてくるのか、正直、疑問に感じている」と述べました。

自民 高木国対委員長「会見を行うかどうかは議長の判断」

自民党の高木国会対策委員長は記者団に対し「議長として非常に丁寧に対応していただき、評価したい」と述べました。
一方で、細田議長が記者会見を行っていないことについては「会見を行うかどうかは議長の判断だが、議長はこれまでも丁寧に対応しており、私は了としている」と述べました。

野党側筆頭理事 立民 笠浩史氏「一歩前進だが疑問残る」

衆議院議院運営委員会で野党側の筆頭理事を務める立憲民主党の笠浩史氏は記者団に「私たちはオープンな形で国民に説明すべきだと求めてきた。きょうで一歩前進ではあるが、国民が本当に納得するか、説明責任を果たしたことになるかは、疑問が残る」と述べました。

そして「やはり自民党が責任を持って調査すべきだ。きょうの質疑を受けて、国会対策委員長レベルで対応を協議していくことになるのではないか」と述べました。

立民 泉代表「なぜ公の場でしっかり説明しないのか」

立憲民主党の泉代表は党の常任幹事会で「結局、不透明な域を出ない状況であり、なぜ公の場でしっかり説明しないのか。自身がどのような支援を受けていたのかなど、もっと明らかに話せばよいのにずっと隠し続けているから、『議長としていかがなものか』という声が上がっている」と述べました。

立民 岡田幹事長「記者会見して説明すべき」

立憲民主党の岡田幹事長は記者会見で「会談に出席した笠氏から電話で様子を聞いたが『明確な答えは返ってきていない』ということで、説明責任が果たされたとは考えていない。議長という重要な立場にあるので、記者会見して説明すべきだ」と述べました。

維新 中司宏氏「説明は十分ではないが一つの区切りに」

日本維新の会の中司宏氏は記者団に対し「きょうの説明は十分ではないと思っているが、一定の前進はあった。国会ではやるべきことがほかにもたくさんあるので、この問題については一つの区切りとしたい」と述べました。