五輪汚職事件 広告大手ADK植野前社長保釈 起訴内容認める方針

東京オリンピック・パラリンピックをめぐる汚職事件で、組織委員会の元理事に対する贈賄の罪で起訴された広告大手ADKホールディングスの前社長が保釈されました。保釈金は3000万円で、関係者によりますと来月の初公判では起訴された内容を認める方針です。

保釈されたのは、広告大手ADKホールディングスの前社長、植野伸一被告(68)です。

植野前社長は東京オリンピック・パラリンピック大会組織委員会元理事の高橋治之被告(78)にADK側がスポンサーの契約業務などで便宜を受けたことへの謝礼などとして、総額およそ1400万円の賄賂を提供した贈賄の罪に問われ、3回目の保釈請求が23日、裁判所に認められました。

関係者によりますと去年10月に逮捕されたあと、一貫して不正を否定していましたが、裁判では、起訴された内容を認める方針です。

保釈金は3000万円で、全額を納付したということです。

前社長の初公判は、来月17日に開かれる予定です。

植野前社長「公訴事実を認め争わない」

保釈された植野前社長は、「このたびは、皆様の信頼を損なうこととなり、深くお詫び申し上げます。昨年10月より勾留が続いておりましたが、公訴事実を認めて争わない決断をいたしました。公判は真摯な姿勢で臨み、裁判所のご判断は謙虚に受け止めてまいります」とコメントしています。