横綱審議委員会 初場所優勝の貴景勝「大関の責任果たした」

大相撲の横綱審議委員会が開かれ、初場所で3回目の優勝を果たした大関・貴景勝について高村正彦委員長は「重圧を感謝と喜びに変えて、大関の責任をしっかり果たした」と評価しました。一方、来場所の「綱とり」については明言しませんでした。

横綱審議委員会は23日夕方、東京 両国の国技館で開かれ、会合のあと高村委員長が記者会見を行いました。

高村委員長は横綱不在の場所で、ただ1人の大関として12勝3敗の成績で3回目の優勝を果たした貴景勝について「ハイレベルの優勝とはいかなかったが、大変な重圧を感謝と喜びに変えて、大関の責任をしっかり果たした。全力士の中で貴景勝が横綱にいちばん近い位置にいるのは間違いない」と評価しました。

横綱審議委員会が横綱に推薦する条件として「大関で2場所連続の優勝」を原則とし、「これに準ずる成績をあげた力士を推薦する場合は、出席した委員の3分の2以上の決議が必要」と内規で定められています。

高村委員長は来場所の「綱とり」について「本人としては当然目指すのではないか。われわれは先に諮問がないと正式には何も言わない」と述べるにとどめ明言しませんでした。

また、両ひざのけがで3場所連続で休場した横綱・照ノ富士についてはまわしを締めてしこを踏むなど稽古を再開し、春場所に向けて準備をしていると日本相撲協会から報告があったということです。

高村委員長は、任期満了に伴い横綱審議委員会の委員を23日で退任します。

今後の相撲界に対して高村委員長は「みんなが一生懸命相撲を取っているからなかなかぬきん出ないが、そういうところでもぬきん出るのが横綱だ。そういう人が早く出てきてほしい」と期待を込めました。