瀬戸内海を豊かな海へ ため池の腐葉土をかき出し 兵庫 明石

瀬戸内海を豊かな海にするために、ため池にたまっている腐葉土をかき出して川に流す作業が兵庫県明石市で行われました。

これは兵庫県や明石市が毎年この時期に行っていて、この日は市内にある27のため池で作業が行われました。

このうち明石市大久保町にある「下川池」には、地元の農家や漁業関係者などおよそ50人が集まりました。

参加した人たちは、長さが1メートルほどある「じょれん」と呼ばれる道具を持って次々と池に入り、底にたまっていた腐葉土をかき出して水の中でかくはんしました。

そして消防用のポンプとホースを使って、近くの川に流す作業を繰り返しました。

池の底にたまる腐葉土には、海中の栄養分になる窒素やリンが含まれ、瀬戸内海に流れ込むように放流することで、のりの色落ち対策になるなど豊かな海づくりにつながることが期待できるということです。

地元でため池の保全活動に取り組む木下和憲さんは「池の底に積もった栄養分を海に流し、海を豊かにするために活動を続けています。魚や特産のタコがたくさんとれるようになればよいと思います」と話していました。