この講習会は、野球の競技人口の減少が進む中、けがによって子どもたちが競技を断念することを防ごうと、神奈川県内の野球関係者の有志が開きました。
22日は横浜市南区の会場に少年野球の指導者などおよそ350人が集まり、専門家から野球をする中で起きやすいけがなどについて説明を受けました。
講習会では、子どもの肩やひじのけがに詳しい山崎哲也医師が、成長期の子どもの場合、痛みがなくても、ひじの軟骨の炎症が進み、ひじが曲がりにくくなるなどの症状が残ることもあると紹介しました。
そのうえで、早期に発見できれば手術をせずに治せる場合もあるとして、超音波を使った定期的な検診の重要性を訴えました。

野球をする子どもの肩やひじのけがを防ぐ 指導者へ講習会 横浜
野球をしている子どもの肩やひじのけがを防ぐための講習会が22日、横浜市で開かれ、少年野球の指導者がけがの起こる原因や対処法について学びました。


このあと、プロ野球の巨人で活躍し、その後監督も務めた高橋由伸さんが講演し、子どもの頃に自分の身長よりも長い竹の棒をバットのように振って練習していたエピソードを話し、「小さいころは体全体の使い方を学ぶことが大切だ」と話しました。
そして、「できるポジションばかりをやらせるのではなく、いろいろなポジションをやってもらって可能性を広げるような指導をしてほしい」と呼びかけていました。
少年野球チームでコーチを務める30代の男性は「子どもの体の状態をしっかりと見ながら、野球を楽しんでもらえるように指導をしていきたい」と話していました。
そして、「できるポジションばかりをやらせるのではなく、いろいろなポジションをやってもらって可能性を広げるような指導をしてほしい」と呼びかけていました。
少年野球チームでコーチを務める30代の男性は「子どもの体の状態をしっかりと見ながら、野球を楽しんでもらえるように指導をしていきたい」と話していました。