テニス 全豪オープン 西岡良仁 四大大会で初のベスト8ならず

テニスの四大大会、全豪オープンは、男子シングルスの4回戦が行われ、世界ランキング33位の西岡良仁選手が、世界20位のカレン・ハチャノフ選手にセットカウント0対3のストレートで敗れ、四大大会で自身初のベスト8進出はなりませんでした。

オーストラリアのメルボルンで行われている全豪オープンで、西岡選手は3戦すべてをストレート勝ちし、四大大会で自身初めてのベスト16入りを果たしました。

大会7日目に行われた男子シングルス4回戦で、西岡選手は去年9月の全米オープンでベスト4に入ったハチャノフ選手と対戦しました。

西岡選手は、第1セットの序盤からショットに精彩を欠いたほか、ストロークがかみ合わず、ハチャノフ選手に6ゲームを一気に取られて0-6で落とし、今大会で初めてセットを奪われました。

続く第2セットも悪い流れを断ち切れず、西岡選手は、ラケットを何度もコートにたたきつけてラケットを破壊するなどして、いらだちを隠せない様子を見せ、このセットも1ゲームも奪えずに0-6で落としました。

後がなくなった第3セットは、観客の大きな声援を受けて持ち前の力強いショットが決まり始め、粘りを見せてタイブレークに持ち込みましたが及ばず、6-7で落としました。

西岡選手はセットカウント0対3のストレートで敗れ、四大大会で自身初のベスト8進出はなりませんでした。

一方、女子ダブルスは2回戦が行われ、二宮真琴選手とスペインの選手のペアは、第11シードで出場している中国と台湾の選手のペアと対戦しましたが、第1セットと第2セットをいずれも3-6で落とし、セットカウント0対2のストレートで敗れました。

西岡「僕のミスが早かった」

試合後の会見で西岡良仁選手は「緊張はしていなかったし、もっとプレッシャーを感じながらやってもよかった。僕のミスが早かった。第2セットまでは無理だったと思う。第1セットの最初がよければ、流れが変わったかもしれない。第3セットはミスをしないよう切り替えた。あの状況でも勝てると信じていたし、正直自分ではよくやったと思う」と話しました。