
初場所千秋楽 大関 貴景勝と平幕 琴勝峰が優勝かけ結びの一番
大相撲初場所は、22日、千秋楽を迎え、3敗で並ぶ大関 貴景勝と平幕の琴勝峰が優勝をかけて結びの一番で対戦します。
初場所は14日目の21日、貴景勝と琴勝峰の2人が勝って3敗を守った一方、平幕の阿武咲は敗れ4敗に後退しました。
千秋楽の22日、大関 貴景勝と平幕の琴勝峰が結びの一番で直接対決することになりました。
千秋楽で平幕の力士が同じ星の相手と優勝をかけて対戦するのは、1場所15日制が定着した昭和24年夏場所以降、初めてです。
2人の対戦はおととしの初場所以来で、過去2回の対戦ではいずれも貴景勝が勝っています。
昭和以降で初めて初日からの大関以上の出場がただ1人となった今場所、貴景勝は得意の突き押し相撲を軸に白星を重ねてきました。
終盤戦で2連敗したものの、その後は冷静に相手を見た相撲で優勝争いに食らいついてきました。
貴景勝としては立ち合い鋭い当たりで突き放して勝機を見いだし、大関の意地を見せたいところです。
貴景勝が勝てば3年前の11月場所以来、3回目の優勝となります。
一方、初優勝を目指す琴勝峰は今場所、立ち合いで力強く当たって優位な体勢に持ち込み、白星を重ねてきました。
千秋楽の結びの一番でも立ち合いで大関を組み止められるかがポイントとなりそうです。
琴勝峰が勝てば、去年の名古屋場所から平幕力士が4場所連続で優勝することになり、史上初めてとなります。