今シーズン苦戦が続いていた小林選手は自国開催の大会で2戦連続の表彰台と調子を上げてきました。
このほかの日本勢は、佐藤慧一選手が28位、二階堂蓮選手が30位で、小林選手の兄の潤志郎選手、竹内択選手、岩佐勇研選手、原田侑武選手、内藤智文選手の5人は上位30人による2回目に進めませんでした。
3シーズンぶりのワールドカップ出場を目指して、20日に続いて予選に挑んだ50歳の葛西紀明選手は、113メートル50で55位となり本戦出場はなりませんでした。

スキージャンプW杯 小林陵侑が3位 葛西紀明は本戦出場ならず
スキージャンプ男子のワールドカップが札幌市で行われ、20日、今シーズン初優勝を果たしたエースの小林陵侑選手が3位に入り、2戦連続で表彰台に上がりました。
新型コロナの影響で国内で開催されていなかったスキージャンプ男子のワールドカップは3年ぶりとなる大会が札幌市で行われていて、去年の北京オリンピックで2つのメダルを獲得したエースの小林選手が20日、今シーズン初優勝を果たしました。
21日も大倉山ジャンプ競技場のヒルサイズ137メートルのラージヒルでワールドカップの個人第15戦が行われ、小林選手は1回目にK点を超える129メートルを飛びましたが、トップと17.9ポイント差の11位にとどまりました。
2回目はジャンプに不利な追い風の中で、これ以上飛ぶと危険とされるヒルサイズを越える137メートル50の大きなジャンプを見せ、合計ポイント276.1で一時、トップに立ちました。
しかし、最後は1回目トップだったオーストリアのシュテファン・クラフト選手などにかわされ、小林選手はトップと7.4ポイント差の3位でした。

小林「今シーズンで一番いいジャンプ」
ワールドカップで2戦連続の表彰台となった小林陵侑選手は「1回目は力みがあったが、2回目はすごくスムーズでいいタイミングと流れでいけた。不利な追い風の中で今シーズンで一番いいジャンプができて自信になったし、いい内容でまとめられたので進歩したと思う」と話していました。
そして、苦戦が続いていた今シーズンについては「ここまでは非常に長かったが、これから自分のジャンプを楽しんで、シーズンを悔いなく終わりたい」としたうえで「あすもビッグジャンプで会場をわかせることができるように頑張りたい」と今シーズン国内最終戦での活躍を誓っていました。
そして、苦戦が続いていた今シーズンについては「ここまでは非常に長かったが、これから自分のジャンプを楽しんで、シーズンを悔いなく終わりたい」としたうえで「あすもビッグジャンプで会場をわかせることができるように頑張りたい」と今シーズン国内最終戦での活躍を誓っていました。