大相撲初場所14日目 大関 貴景勝と平幕 琴勝峰が3敗を守る

大相撲初場所は14日目。大関 貴景勝と平幕の琴勝峰がともに勝って3敗を守りました。22日の千秋楽結びの一番で2人が対戦し優勝が決まります。

中入り後の勝敗です。

▽十両の金峰山に剣翔は剣翔が「寄り切り」。

 金峰山が負けたことで朝乃山の十両優勝が決まりました。

▽東龍に一山本は一山本が「押し出し」。

 東龍は5敗目を喫しました。

▽平戸海に琴恵光は平戸海が「寄り切り」で勝ち越しを決めました。

▽水戸龍に隆の勝は水戸龍が「寄り切り」。

 隆の勝は負け越しです。

▽宝富士に北勝富士は宝富士が「はたき込み」で勝ち越しを決めました。

▽千代翔馬に竜電は竜電が「寄り切り」で勝ちました。

▽錦木に碧山は錦木が「押し出し」。

▽王鵬に錦富士は王鵬が「押し出し」。

▽佐田の海に千代丸は佐田の海が「押し出し」で勝ちました。

▽遠藤に阿炎は遠藤が「寄り切り」。

▽宇良に御嶽海は御嶽海が「押し出し」。

 宇良は負け越しました。

▽輝に翔猿は翔猿が「送り出し」。

▽大栄翔に琴勝峰は琴勝峰が「寄り切り」で3敗を守りました。

▽阿武咲に霧馬山は霧馬山が「突き落とし」。

 阿武咲は4敗に後退です。

▽若元春に玉鷲は若元春が「押し出し」で勝ち越しました。

▽妙義龍に明生は妙義龍が「はたき込み」。

▽琴ノ若に翠富士は琴ノ若が「突き出し」。

 翠富士は負け越しです。

▽正代に若隆景は若隆景が「押し倒し」で勝ち越しました。

 正代は負け越しです。

▽大関 貴景勝に豊昇龍は貴景勝が「はたき込み」で勝って3敗を守りました。

初場所は14日目を終えて3敗で貴景勝、琴勝峰が並び、22日の千秋楽、結びの一番で2人が対戦し優勝が決まります。

力士の談話

平幕の平戸海は琴恵光との一番に勝って2場所連続の勝ち越しを決め、「力がすごく強くて頭をつけていこうとしたが、その隙もなく、苦戦した。あと一番、勝てるように集中して頑張っていきたい」と意気込みました。

ベテランの宝富士は、北勝富士に勝って3場所ぶりの勝ち越しを決め「うれしいですね」と笑顔で答えました。

22日で幕内での連続出場が900回となることについて「こんなに長くできるとは思っていなかったので、やってきてよかった」としみじみ語りました。

3敗でトップに並ぶ琴勝峰は4敗の大栄翔を寄り切って勝ち、「立ち合いからよけいな力が入らずに踏み込めたので、流れに持って行ける余力が残っていたのがよかった」と取組を振り返りました。

優勝争いトップに並んでいることについては「きょうの取組では意識していない。あすは意識してしまうかもしれないが、その時はその時で気持ちを作ってやっていきたい。最後の一番なので、後悔のないように取りたい」と語りました。

同じく3敗の阿武咲は小結 霧馬山に突き落とされ、4敗に後退し「本当に弱かっただけ。まだあしたがあるので、頑張ります」と前を向きました。

勝って10勝目を挙げた霧馬山は「先場所は12日目に勝ち越しを決めてから3連敗したのでそれがいい経験になった。自分の相撲を取って終わりたい」と話していました。

若元春は玉鷲に押し出しで勝って新小結の場所で勝ち越しを決め、「もっと取れるところもあったのかなとも思いましたし、納得いかない相撲も何番かあったので、来場所に向けて修正しつつ頑張りたい」と次を見据えました。

また、弟の関脇 若隆景と同じ日に勝ち越しを決めたことについては、「気が利いたことは言えないが、うれしい」と笑顔で答えていました。

こちらも新小結の琴ノ若は翠富士に突き出しで勝って7勝目をあげ「思い切って攻められた。あしたもいい相撲を心がけて出しきれるようにいければいいかな」と勝ち越しがかかる千秋楽に向けて意気込みを話しました。

また、優勝争いトップに並ぶ弟弟子の琴勝峰について「しっかり自分の相撲が取れているのだと思う。負けないようにやっていきたいと思うし、刺激になっている」と話しました。

若隆景は関脇・正代を押し倒して関脇で6場所連続の勝ち越しを決めました。

若隆景は「下から我慢して攻められたのでよかった。いつもどおり自分の相撲を取れるように一生懸命頑張りたい」と千秋楽に向けて意気込みを話していました。

優勝争いでトップに並ぶ大関 貴景勝は関脇 豊昇龍をはたきこんで3敗を守り、あすの千秋楽、結びの一番で優勝をかけて琴勝峰と対戦します。

取組後のリモート取材には応じませんでした。