スケート ショートトラック全日本選手権 菊池純礼が大会2冠

スケートのショートトラックの全日本選手権が21日から長野県で始まり、去年の北京オリンピック代表、菊池純礼選手が女子の500メートルと1500メートルで優勝し、大会2冠を達成しました。

長野県南牧村で開幕した大会は21日、男女それぞれ500メートルと1500メートルのレースが行われました。

このうち、1周110メートル余りのリンクを13周半して着順を競う女子1500メートル決勝には、去年の北京大会のこの種目で8位入賞を果たした菊池選手が出場しました。

7人で争う決勝で菊池選手は序盤、3番手につけると終盤でスピードを上げ、残り半周のところで先頭に立ち、2分20秒535でフィニッシュし優勝しました。

菊池選手は、3時間半後に行われた女子500メートルの決勝ではスタートから抜け出すと、4周半のあいだ1度もトップを譲らず44秒061で優勝し、大会2冠を達成しました。

菊池選手は「1本1本、かなりパワーを使って滑った。2冠を達成できたが、500メートル決勝のレース内容はしっくりきていないので悔しい。あしたの1000メートルも優勝したい」と大会3冠に向けて意気込んでいました。

一方、男子は500メートルで北京大会代表の小池克典選手が41秒483で、1500メートルでは岩佐暖選手が2分15秒482でそれぞれ優勝しました。

大会最終日の22日は、男女ともに1000メートルが行われます。