インフルエンザ 沖縄で「警報」7府県で「注意報」レベル超える

全国のインフルエンザの流行状況について、今月15日までの1週間に報告された1医療機関当たりの患者数が沖縄県で30人を超えたほか、7つの府県で10人を超えました。専門家は一部の地域で新型コロナとの同時流行が起きているとして基本的な感染対策の徹底を呼びかけています。

国立感染症研究所などによりますと今月15日までの1週間に全国およそ5000か所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は、前の週の1.57倍の3万6388人でした。

1医療機関あたりの1週間の患者数は7.37人で、ここから推計される全国の患者数はおよそ25万7000人となっています。

このうち沖縄県では33.23人と大きな流行が起きているとされる「警報レベル」の基準の30人を超え、県は「インフルエンザ警報」を発表しています。

このほか7つの府県で今後、4週間以内に大きな流行が起きるおそれがあるとされる「注意報レベル」の10人を超えていて、▽福岡県が16.96人、▽宮崎県が16.63人、▽佐賀県が15.79人などと九州を中心に増えています。

感染症に詳しい東邦大学の舘田一博教授は「一部の地域では、コロナとインフルエンザの同時流行が発生している。これまで取り組んできた基本的な感染対策を改めて徹底して欲しい」と呼びかけています。

新型コロナと同時検査できるキット 最新の供給状況は

新型コロナウイルスとインフルエンザの感染の有無を同時に検査できる抗原検査キットは、医療機関のみで使用が認められていましたが、同時流行による医療機関のひっ迫を避けるため、厚生労働省は去年11月、インターネットなどでの一般販売を解禁しました。

医療機関への供給を優先するため、すぐに販売を始めたのは1社にとどまっていましたが、現在は3社の製品が薬局やドラッグストア、インターネットで購入できます。

値段は各メーカーごとに定めているため一律ではありませんが、1キット当たりおよそ2500円から3000円で売られています。

メーカーによって1箱に入っているキットの個数が異なるため、販売価格は1つ当たりの値段にキットの個数をかけたものとなります。

新型コロナだけの抗原検査キットと同じように医療保険は適用されないため、全額自己負担となります。また、医療費控除の対象になりません。