【動画】“サルだんご” 体寄せ合い寒さをしのぐ 香川 小豆島
1年で寒さが最も厳しくなるという「大寒」にあたるこの時期、香川県の小豆島にある自然動物園では、サルたちが寒さをしのごうと、だんごのように体を寄せ合う様子が見られるようになっています。
香川県土庄町の標高350メートルにある自然動物園「お猿の国」では、この地域に生息するニホンザルおよそ400頭が餌付けされています。
寒さが厳しくなるこの時期には、寒さをしのごうと、体を寄せ合って温め合うサルたちの様子が見られるようになり、その姿から「サルだんご」と呼ばれて冬の風物詩になっています。
この日も午後の日が沈む時間帯から園内のあちこちで、群れで力のあるサルを中心に背中を丸めて体を寄せ合う様子が見られ始め、なかには寒さから守ろうと子ザルをしっかりと胸に抱いているサルもいました。
滋賀県から観光で訪れたという人は、「サルだんごを初めて見ましたが温め合うというのは賢い行動だと思いました。サルだんごが崩れていくと、お母さんに抱かれた赤ちゃんの様子も見ることができてかわいかったです」と話していました。
「サルだんご」は、来月いっぱいまで見られ、寒さが特に厳しくなると100匹ほどの大きなかたまりになることもあるということです。