前橋の養鶏場で鳥インフルエンザ 群馬県 約45万羽の処分始める
前橋市の養鶏場で、飼育していたニワトリから高病原性とみられる鳥インフルエンザウイルスが検出され、群馬県は19日から、この養鶏場のおよそ45万羽のニワトリの処分を始めました。
群馬県によりますと、前橋市の養鶏場から18日、「死ぬニワトリが増えている」という連絡があり、遺伝子検査を行ったところ、19日、高病原性とみられる鳥インフルエンザのウイルスが検出されました。
これを受けて県は19日正午から、この養鶏場のおよそ45万羽のニワトリの処分を進めています。
群馬県内ではおよそ900万羽のニワトリが飼育されていますが、県内の養鶏場で鳥インフルエンザへの感染が確認されたのは2例目です。
これに伴い県は、養鶏場から半径3キロ以内をニワトリや卵の移動を禁止する「移動制限区域」に、半径3キロから10キロ以内をその地域からの出荷を禁止する「搬出制限区域」に指定しました。
農林水産省によりますと、今シーズンの国内での鳥インフルエンザの発生は、野鳥を除いて、19日正午の時点で25の道県で62例に上り、処分されたニワトリなどの数は1150万羽を超えたということです。