グリーンランドの平均気温 “過去1000年で最高”の研究結果

21世紀に入ってからのグリーンランドの平均気温は、地球温暖化の影響で過去1000年の間で最も高かったとする最新の研究結果が発表されました。この研究は、ドイツなどの研究グループが18日、科学雑誌の「ネイチャー」に発表しました。

研究グループはグリーンランドの中央部から北部で採掘した氷の成分を分析し、2011年から1000年余り前までさかのぼって、気温の変化を調べました。

その結果、21世紀に入った2001年から2011年までの平均気温は、過去1000年の間で最も高かったということです。

さらに研究チームが調べたところ、21世紀に入ってからの平均気温は、20世紀よりも1.5度高く、大幅に増加する傾向がみられました。

地球温暖化の影響によりグリーンランドの氷がとけると、世界の平均海面が大きく上昇することが指摘されていて、研究グループは「今回の研究は人類の活動の影響がグリーンランドの中央部や北部にも及んでいることを示していて、氷がとけるスピードはさらに加速する可能性がある」と指摘しています。