もともと市場関係者の間では、日銀が政策を維持するという見方が大半で、その場合、株価は上昇するとみられていました。
そして正午前、日銀が政策の維持を発表すると、外国為替市場で一気に2円以上円安が進み、自動車などの製造業を中心に業績が回復することへの期待感から、幅広い銘柄に買い注文が入り株価は大きく値上がりしました。
ただ市場関係者の多くは、日銀の発表を受けた今回の円安・株高は想定の範囲内と受け止めています。
その一方で、3月以降予定されている会合で、日銀が金融緩和策を再び修正するのではないかという見方が根強くあり、株式市場を覆う霧が晴れたとは言いがたい状況です。
株価 600円以上値上がり 日銀の金融緩和策の維持を受け
18日の東京株式市場は、日銀が大規模な金融緩和策の維持を決めたことを受けて、企業の業績改善への期待が高まり、日経平均株価は600円以上、値上がりしました。
日銀が大規模な金融緩和策の維持を決めたことを受けて、外国為替市場では日米の金利差が改めて意識され、円安ドル高が進んでいます。
これを受けて日経平均株価は、午後になって企業の業績回復への期待が高まり、輸出関連など幅広い銘柄に買い注文が入りました。
▽日経平均株価、18日の終値は17日より652円44銭高い2万6791円12銭。
▽東証株価指数=トピックスは32.04上がって1934.93。
▽一日の出来高は14億987万株でした。